「高級品としての自分」に投資せよ(小倉広Vol5)
カネ

「高級品としての自分」に投資せよ(小倉広Vol5)

ウェルビーイング・ラボ セミナー開催報告

「年収500万円しか稼げないコンサルタント 年収5000万円稼ぐコンサルタント」
 ~副業時代の人生に差をつける稼ぎかた、生きかた~

講師:小倉広(経営コンサルタント)
2018.8.19 東京・渋谷メイクスカンファレンスルーム

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ここまで、稼ぎ方、そのための売り方、と「お客さんとの関係」についての話が続きました。でもコンサルタントは自分自身が商品。ここからは、コンサルタント自身の内面について、踏み込んでいきます。

自己投資

あなたは高級品です。ふさわしい自己投資が必要です。おカネ使いましょう。あ、このセミナーは無料でした(会場笑)。そこは主催のメイクスさんに感謝するとして、何十万円するようなのも行きましょうね。僕も幾つも行ってきました。全然モトとれますよ。

自己投資は、たまに当たればいいんです。だって、これは「消費」ではなくて「投資」だから。毎回モトを取ろうとするとダメです。たまにハズれることはありますよ。でもそんなの気にしてたら投資じゃないですよね。Amazonだって片っ端から買えばいいんですよ。何十冊買っても、たった数万円じゃないですか。1つでもおカネになればいいじゃないですか。

学びをオリジナルに換える

ここで学んだことをそのまま使って商売するわけにはいきませんよね。そのまんま使うのは法律違反だし、ちょっと変えた程度でも薄っぺらくてしかたがない。やはり自分のオリジナルにし直さなければいけません。

一番大事なのは、「教えようとするとうまくいかない」ということ。僕らの研修コンサルティングの仕事は教える仕事なんですが、

人から学んだことをどうやって教えようか?
と思っている限りは、薄っぺらさが抜けないんです。
どう生徒として使うか?
に集中したほうがいいです。

自分が学んだことを、自分の日々の生活の中で生徒として使って、うまくいった、いかなかった、その個人としての体験なら人に話せます。その方が厚みが出て、早く人に伝えられるようになります。学んだら、やってみることです。

さらにアイデアを加えていきたいなら、とにかく、日頃から考え続けるしかないでしょうね。
ブレインストーミングとかナントカ法とか、テクニックとしてのアイデアの発想法ってありますよね。でも大事なのは、なんでこんなことが起きてるのかな?俺だったらどうするのか?だと思います。
たとえば、小さい子供は何でも質問するじゃないですか。「電気って何でつくの?」とか。それがいつのまにか、疑問を持たなくなるじゃないですか。でも子供みたいに疑問を持ち続けて、これは何で何で?って考え続けていくことはできますよね。

「小倉広の任せる技術」誕生までの2年間

僕の体験をお話しましょう。「任せる技術」って、僕自身が、自分の会社で任せる体験をしたんです。

小倉
100%君らに任せる、僕はもう現場には行かない
って言って。
そしたら売上半分になって、2年間僕の給料なかったんです。2年間給料ないと家賃も払えなくなって、情けないけど、40歳過ぎてお母さん、お姉ちゃんに借金したんです。それでも任せたんですね。2年後に、僕が一人で頑張ってた頃の数字を超えました。

壮絶な体験じゃないですか?これで「任せる技術」という研修ができたんです。本にもなって、「任せる技術の小倉さん」というブランドができたんです。

でもこれ、計算してやったんじゃなくて、自分がやりたくてやったんです。自分が走り回って稼ぐのが嫌になっちゃったんです。部下が本当に成長しなかったら会社やってる意味ないと思ったんです。個人的な感情から始まってるんです。

これ飲んでる時に話してると、みんなが
すごい!すごい!
って聞くんです。 あーこれ凄いんだ、と思って。
えてして、すごい体験って、自分ですごいって気づいてないんです。みんな自分のすごさわかってないんです。
前に言った(※第2回参照)友達は、事務整理のファイリングのコンサルで生きてるんです。普通ファイリングくらいでコンサルタントになれるって思わないじゃないですか。でも、できているんです。自分で気づいていないことが、きっとあります。

だから、みなさんも「自分の体験」を探してみてください。逆に、よそからの受け売りではダメです。友達としゃべって、「これ、すごいね!」って言われたことはコンテンツになります。

「心を学ぶ」ことの意味

上手くいっている人は、みんな心とコミュニケーションを学んでいます。弁護士でも会計士でもプロ営業でも同じです。本気で学ぼうとすると平気で数十万とんでいきますけど、徹底的におカネ使いましょう、楽勝でモトとれますよ。

すると、どうなるか?
たとえば、

「自分にOKを出す」

というテーマがあります。これ本当に、わかっていますか?できていますか?

これ、稼いでない人は、できていません。なんか暗いんですよ。反省の弁が多いんです。

暗いコンサルタント
私なんかが、こんなことできるはずがない
私、まだダメでしょうか
今日も失敗した
と自己否定から入っていくんです。

自分にOK出さないとダメなんですよ。
上手くいってても上手くいってなくても、自分にOK出さないとダメなんです。
自分にOK出したコンサルタント
前よりもよくなってるな!
よし、いいぞいいぞ!
となって、それが結局、お客さんへのサービスにも直結するんです。

今日の話、「いかに単価を上げるか?」からスタートしてるじゃないですか。これも結局、心の問題なんですよ。
かけだしコンサルタント
私なんかが、こんな値段をつけていいの?
って自分でブレーキをかけているんです。

自己概念

自分をどう定義づけているか

世の中をどう考えているか

という、アドラーでいう「私的感覚」(Private Sence, Private Logic)、コーチングや自己啓発の世界では「ビリーフ」と言われますが、そういう問題なんです。単なる金額の話じゃないんですよ。心を理解するとは、そういうことです。

「心のブロック」の外し方

そうはいっても実際、価値に自信ありません、値付けにも自信が持てません、という人は多いですよね。見えないものをあつかう商売とはそういうものです。どうすればいいか?は、それはそれで1日のセミナーができるぐらいの話なんですが、アプローチは2つ。

一つは、CBTコグニション・ビヘイビア・セラピー、認知行動療法のうちの行動から変えていくアプローチです。「いつもへりくだっているけど、今日は堂々とやってみる」とか、「いつも10万円でやってることを15万円でやってみる」とか。
行動を変えてみると、

ああ、自分の世界は偏っていたなあ!
と世界が変わって見える。これが一番やりやすいです。自分一人でもできますね。

CBTのもう一つの側面はもう一つは、「認知そのもの」をガラッと変えていく。これはすごく難しいアプローチで、心理療法を専門家にやってもらう必要があります。多くのケースでは子供の頃からやっていく。これはものすごく難しく、素人同士では難しいでしょう。こうゆうのやってるとおカネかかるんですよ。何十万とね。(笑)

おカネは、まず使え

「貯めてから使え」ってよく言うじゃないですか。でも僕は、まず使ってしまいます。僕の場合、ですよ。
たとえば割り勘もしない、基本おごってます。ただ、おごることがふさわしくない場面はあり、セミナー後の懇親会はその1つですね。

そんなだから、おカネ貯まらないです。でも、おカネは天下の回りモノですから、特にコンサルのような知的活動では、使わないとダメですよ。有り物だけでは、あっというまに陳腐化します。半年持たないんじゃないかな。つまんない奴になっちゃいます。

おカネが貯まりそうになっちゃったら、寄付してでも残しません。おカネは使わないと入ってこないんです。これは精神論ではありません。スピリチュアル系ではそんなこと言われてますけどね。
なぜかというと、セコさって全部出ちゃうからです。
コンサルは高級品だから、セコかったら終わりなんです。

やってみる姿勢

ここまでお話したように、おカネを使って学ぶ、そしてやってみる。それがコンサルタントだと思っています。これは仕事に限らず生き方全体についての僕のやりかたでもあります。誰にでも勧めるわけではないのですが、僕はこうだ、という話です。

僕は何にでも、後先考えません。気になったらやってみます。「あとでやろう」とは思いません。今やるんです。

これを僕らの仲間では「ノータイム・ポチ」と言ってます。気になった瞬間に購入ボタンをポチっとクリックするんです。

ちなみに僕のサハラ砂漠マラソンもこの産物です。僕、申込前に一度も普通のマラソンを走ったことなかったんです。友達の石田淳さんが完走して、完走おめでとう!と一緒に飯食っていて、話し聞いていると、淳さん楽しそうなんですね。そして、

石田淳さん
小倉さんね、走れるか走れないかなんて、どうでもいいんだよ!
そんなのわかるわけないんだよ!
あなたがやりたいかやりたくないか、それだけなんだよ!
と言われて、その夜にサハラマラソンを申し込みました。

(続く)

~編集後記~

「稼ぎ方」を語りながら、人としての在り方を語るのが、小倉広さんの真骨頂。まずおカネを使い、時には2年間も「武士は喰わねど高楊枝」な経験をしながら、自らを「高級品」にする。その結果として今があるのですね。次回はついに!最終回です。

ちなみに次回サハラマラソンは201945日(金)~415日(月)、出場料3600ユーロ(約46万円)です。申込は終わっているので、やりたくなった方、「ノータイム・ポチ」は残念ながらできません。
日本からの申込: https://www.sportsentry.ne.jp/event/t/75136
大会サイト: http://marathondessables.com/en/marathon-des-sables-maroc

(構成:ウェルビーイング・ラボ編集部)